アカハラに遭ったら(作成中)

アカデミックハラスメントに関する各種機関の利用についてまとめたサイトです。

周囲の人に話を聞いてもらう

現状についての整理ができたら、周囲の信頼できる人に話を聞いてもらうと良いでしょう。

推奨している人

周囲の人に話す事について、2名の方が次のように語っています。

水無月さん

水無月さんは、自身のブログで次のように語っています。

それから、あなたを知っている人に対して、研究室の環境について相談してみてください。いまの自分の状態(どういう目に遭っているのか、どの言動をどういうふうに感じたかなど)を伝えて、自分の感情と精神状態を整理し、その環境に対する客観的な感想を聞くと良いです。相談する人は、自分が信頼でき且つ情報がもれない人であれば良いでしょう。特にアカハラ的言動をとる人間は他者に対して罪悪感を抱かせることに長けているように思います。僕の場合もハラスメントだと疑うようになったのはかなりあとになってからでした。そういう環境にある人は自身環境の悪さをあまり自覚できず、無理に耐えて悪化しがちです。相談することで、精神状態を整え、自分で自分を責める感情を自覚することができるようになると思います。

出典:アカハラに遭ったがどうしたら良いか - アカデミック・ハラスメントとその周辺

また、twitter上では次のように語っています。

分野が少し離れた院生仲間や高校・学部時代の動機などの第三者に吐き出してしまうことをおすすめします。彼らからの感想で何か救われることもあるかもしれません。

出典:私も大学院生で、教授からアカハラを受けているのではないかと考えています。例えば、論文の添削をお願いしてもコメント | Peing -質問箱-

山室真澄教授

東京大学の山室真澄教授のブログに、周囲の人に話すことの効用について次の様に書かれています。

(「寄生虫ひとりがたり」というブログに書かれたアカハラに関する文章を引用して、それに対するコメントを記載しています。)

原典は下記です。矢印の文章は私のコメントです。

教員集団に囲まれ、よってたかっていろいろ言われたら、一学生としては絶望するかもしれません。しかしうまくすれば、あなたは教員よりも強い武器を持っているのです。諦めないでください。

http://d.hatena.ne.jp/m-urabe/20111015

1.まず他の人に話そう。

これが結構難しい。特に、心理的・実際的なダメージがあると、ちょっとしたことでも数ヶ月間も人に話せないことはザラである。それに、ハラスメントをする側は、気弱そうな人間を特にターゲットにするものだ。だが、一人で抱え込んでいては問題は何も解決せず、事態の悪化を招くだけである。ハラスメントを受けたと感じたら、出来るだけ早く、仲の良い友達などに話すこと。意外と「私もされた」「私も」となって、仲間ができるかもしれない。

・・> 私も自分の経験をいろいろな方に話したら、「私の娘も大学でアカハラにあって研究室を変えてもらったが、その教授には処分は一切なかった。」など様々な情報が寄せられ、実は大学はセクハラ・アカハラが頻発する場であることを悟りました。教員養成系の大学でも起こっています。小中学校のいじめが隠蔽される一因がこれかもしれず、社会全体の問題として、その改善を求める必要を感じるようになりました(たとえば暴露本っぽいものを書こうと思っています)。大学で学生さんがセクハラ・アカハラを受けるのは、決して稀ではないのです。例えば私の所属する東京大学自然環境学専攻関係では、7年間で3人もハラスメントで処分された教員を出しています。露呈していないものもいれたら、いったいどれくらいになるのでしょう。。。

出典:大学でセクハラ・アカハラを受けたら - 学内ではなく外部に訴えましょう - Limnology 水から環境を考える

Twitterなどで似たような経験を持つ人を探す

twitterなどで、アカハラに遭っている人・遭っていた人と話しても良いかもしれません。

例えば、Twitter上でアカハラ被害者の日記(アカハラ日記)さんは次のように語っています。

アカハラに遭っている大学生・大学院性はたくさんいると思います。私は、アカハラに遭っていることについて、学内で相談できる人がいなかったことから、Twitterを始めました。Twitterで、何人かのアカハラに遭っている、遭っていた方々知り合い、つながりができました。

出典:アカハラ被害者の日記(アカハラ日記) (@akaharahigaisya) | Twitter