アカハラに遭ったら(作成中)

アカデミックハラスメントに関する各種機関の利用についてまとめたサイトです。

大学全体のハラスメント相談室に相談する

TODO:面談時の録音が禁止されている場合に録音したらどうなるか


相談予約

予約方法は大学によって異なるはずですが、おそらくメールや電話などで予約が出来るはずです。

メールや電話の宛先が、

  1. ハラスメント相談室宛ての場合は、そのまま連絡してよいでしょう。

  2. 相談員宛ての場合は、相談室所属を兼務している大学教員でなく専任職員宛に連絡をするべきです。 教員に相談すると、教員同士の繋がりから(守秘義務を守らずに)話が漏れてしまい、握り潰されり、状況が悪化する可能性があるためです。

また、メールで予約をする場合は、返信が返ってくるまでにどのくらい時間がかかるかによって、相談室がどの程度信頼できそうか測る事もできます。 例えば、水無月さんの場合は、相談室の閉室後に相談のメールを送り、翌日、相談室の開室後15分でメールが返って来たため、 ある程度誠実な印象を受けたそうです。

出典:アカハラ相談をする時のポイント~学内のハラスメント相談室に持ち込んだ際に注意したこと~ - Togetter

また、自分が纏めた資料を相談室にメールで送ろうとしてみても良いかもしれません。 相談室から、「情報漏洩のリスクからこういった書類基本的に直接持参してもらうことになっている」 などと返事がくれば、相談室が情報の取り扱いに慎重である事が分かります。

出典:アカハラ相談をする時のポイント~学内のハラスメント相談室に持ち込んだ際に注意したこと~ - Togetter

面談場所

相談室での相談は、例えばこのような個室で行われます。

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例:法政大学のハラスメント相談室

出典:ハラスメント相談室|法政大学

相談申込書

ハラスメント相談室に相談を申し込むにあたって、 氏名や所属などの申込用紙への記入をお願いされるかもしれません。 ハラスメント相談室は、相談対応を円滑に行うために、これらの情報の提供をお願いしており、 また、守秘義務によりこれらの情報を外部に公開する事はないため、 これらの情報は基本的に提供して問題ないはずです。

ただし、相談室が加害教員などに情報を漏らす可能性がそこそこある場合や、 自分に関する情報をあまり出したくない、という気持ちがあるような場合は、 匿名で相談できないか、相談室に聞いてみてもいいかもしれません。

相談室によっては、匿名での申込も受け付けている場合があります。 公式HPなどで確認してみるとよいかもしれません。

申込用紙例(法政大学): http://www.hosei.ac.jp/documents/campuslife/kenko_sodan/harassment/yoyaku-uketsuke.pdf

面談について

面談内容

ハラスメント相談室では、ハラスメントの現状について話す事ができます。 そして相談員は、問題解決に向けて、知識や情報の提供を行ったり、ハラスメント申立の手引きをします。

相談方法としては、書面に内容をまとめて持参すると話やすいはずです。 ただし必須ではありませんので、面倒だと感じる場合は、そのような書面を作成しなくても大丈夫です。

守秘義務を守るか試す

相談時に、相談員が守秘義務を守るか試しても良いでしょう。

例えば、

  • 同じ研究室のメンバーが既に相談していることを知らない振りをして、内容を漏らさないかカマをかける。
  • 面談やメールで、他のアカハラ事例について、どんな事があり、どう対処されたかを聞く。

など、守秘義務で答えられないであろう事柄を話すか試してみる事ができるはずです。

また、ハラスメント相談室から情報の漏洩があった場合の罰則などについて訊ねてみても良いでしょう。 例えば、水無月さんの場合は、コンプライアンス室や人事企画部に通報するという罰則があったそうです。 基本的に、相談室は事前に「守秘義務により秘密を守る」と伝えてくるはずですので、 その際に、罰則事項を尋ねておくと良いかもしれません。

出典:アカハラ相談をする時のポイント~学内のハラスメント相談室に持ち込んだ際に注意したこと~ - Togetter

内通・黙殺対策として相談記録を付ける

相談員があまり信頼できない人の場合、相談記録をこちら側でつけておくと良いでしょう。

相談員が守秘義務の漏洩などの不正を働いた場合、その不正に関する証拠として利用できます。

次の様な項目を記録しておくと良いでしょう。

  • 面談日時
  • 面談内容
  • 相談室名
  • 相談員の氏名

録音

基本的に、相談室への相談の段階では、守秘義務によって、自身と担当相談員以外の人に相談内容が伝わる事はありません。 そのため、録音しなくても基本的には問題ないでしょう。

ただし、相談員が信頼できない場合(相談内容を漏らす可能性がある場合など)は、言った言わないのトラブルを避けるために録音しておくと良いでしょう。

相談に対する相談員の反応

基本的に、相談員は相談者をサポートする事が役目です。

しかし、人よっては「それはちょっとハラスメントとは違うのでは」といった否定的な意見を返したり、面倒くさそうに対応する人もいます。 そのような人に当たった場合は、別の相談員に相談してみても良いでしょう。

一方で、相談員が親身になって話を聞いてくれ、「それはおかしい」と言ってくれる可能性もあります。 このような言葉は、自分が「本当にハラスメントなのか、悪いのは私だったのではないか」と思っていたり、 うつ状態だったりすると、励みになる事もあります。

ハラスメント申立

相談後、ハラスメント申立をしたいか聞かれるかもしれません。申立をすると、

  1. 申立を受理するか審議が行われ、
  2. 受理された場合は調査委員会が開かれ、調査が行われます。