内容証明郵便で請求を通知する
概要
こちらをご覧ください。
また、次の本にも内容証明通知の文例が記載されています。
ハラスメントの事件対応の手引き 内容証明・訴状・告訴状ほか文例
請求内容例
加害者への請求内容例
- 謝罪
- 慰謝料
大学への請求内容例
- 調査の進展(ハラスメントの調査を放置しているような場合に)
- 教育・研究環境改善措置を講じる事
出典:ハラスメントの事件対応の手引き 内容証明・訴状・告訴状ほか文例
注意点
請求事項の文言が脅迫にあたらないよう、弁護士などに確認してもらうと良いでしょう。
弁護士に相談する
TODO:弁護士費用はどのくらいかかるのか
概要
はじめに、法テラスや弁護士会などが行っている法律相談を利用して、弁護士に相談してみるとよいでしょう。 その後、依頼した方が良いと思った場合は、弁護士に依頼すると良いでしょう。
相談先
所属大学の法律相談センター
事案を大事にしないように仕向けたり、もみ消そうとする可能性があります。 例えば、相談担当者に所属大学の教職員が含まれている場合、大事にしたくないという思惑が働く可能性があります。
法テラス
概要
法テラス(日本司法支援センター)は総合法律支援法に基づき国によって設立された法人で、総合的に法律支援を行う事を目的としています。
収入等の利用条件を満たせば、無料で法律相談ができたり、低額で弁護士・司法書士に依頼する事ができます。
公式HP:法テラス 公式ホームページ
料金
法テラスを利用した弁護士・司法書士への依頼費用の目安が以下のページで解説されています。
例えば、民事訴訟で損害賠償請求をする場合は「金銭事件」の料金表が目安になります。
TODO:通常と比較してどのくらい安いのか(これ上の「弁護士費用はどのくらいかかるのか」で)
収入・資産に関する要件
法テラスを利用するには、収入と資産がそれぞれ基準額以下である必要があります。
詳しくは法テラスの報酬基準 〜項目別 着手金・報酬金等の一覧表〜の「 法テラスの立替制度を利用できる人の条件とは~ 収入や資産の基準について~」 の章に記載されています。
評判
ただし、「報酬が低いからそれなりの対応しかしてくれない」といった悪評もあります。
この様な悪評に対しては、次のようなサイトでコメントがされています。
TODO:法テラスの利用について、悪評もネットにはあるが、実際の所はどうか
弁護士会
東京弁護士会や大阪弁護士会など、各都道府県には弁護士会が存在します。
これらの弁護士会は法律相談センターを設置しており、30分5000円程度で法律相談ができます。
法律相談センター・窓口|法律相談窓口一覧|弁護士に相談する|東京弁護士会
自治体の無料法律相談会
在住・在勤・在学している市区町村が行っている無料相談を利用する事も可能です。
弁護士ドットコムなど法律相談サイト
弁護士に質問を投稿したり、他人が投稿した質問とその回答を見る事が出来ます。
2020年1月現在では、アカハラに関する質問は149件あります。
ただし、信頼性に欠けるため、あまり有用ではないとの意見もあります。
一般の弁護士
知人の紹介もらったり、インターネットで探すなどして弁護士に直接相談する事も可能です。
弁護士を代理人とする
内容証明郵便での請求通知を行う場合や、訴訟する場合は、代理人を立てる事ができます。 代理人には、弁護士、または、認定司法書士(訴額が140万円以下、かつ、控訴前の場合のみ)を選ぶ事が出来ます。
日弁連に人権救済申立を行う
概要
日本弁護士連合会には人権救済申立を行う事ができます。
申立方法は、日弁連の公式サイトに記載されています。
日本弁護士連合会:人権救済申立てに関する手続(申立方法・手続の流れなど)
また、日弁連以外にも、単位弁護士会(都道府県ごとの弁護士会)に申し立てる事も可能です。 申立方法は各弁護士会の公式サイトを参照してください。
事例
水無月さんが、人権救済の公表事例について調べた結果をまとめてくださっています。
このまとめにある福岡県弁護士会の人権申立事件のソースは以下の通りです。 ツイート内のリンクが無効だったのでこちらに記載してあります。
PDF:
https://www.fben.jp/jinkenkyusai/data/20100408.pdf
このPDFへのリンクが記載されている事件一覧ページ:
法務省の人権擁護局に相談する
心理職・精神科医のサポートを受ける
アカハラ被害(と思っているもの)がその後の人生をさらに不利にしたり、人生の選択肢を減らしたりしないようにするために、クリニックでカウンセリングを受けても良いでしょう。
相談先の種類
次の様な相談先があります。
学内の健康相談センターやカウンセリングセンター
健康相談センターやカウンセリングセンターは、ハラスメントに関して対処してもらうためというより、 話を聞いてもらうために利用すると良いはずです。 客観的に話すことで、ある程度落ち着く事が出来るかもしれません。 また、出来事とその時の感情、自分がどうなりたいかということを整理できていると良いかもしれません。
利用上の注意点として、これらの機関は守秘義務を守る必要があるため、 機関から直接、全学の相談室などに連絡する事はありません。 そのため、大学に何らかの対処を望む場合は、ハラスメント相談室などに相談する必要があります。
学外のカウンセラー
学内の診療所で、心療内科、精神科、その他クリニックを紹介してもらうのも手です。
また、次の相談先には無料で相談できます。
クリニック利用時の工夫
同じカウンセラーに継続して相談に乗ってもらうことが困難でも、 承諾を得て録音しておき、あとで聞き返してメモを取るといった工夫ができます。